秦野市指定の重要文化財

  • 東開戸遺跡出土琥珀大珠・翡翠大珠(ひがしかいといせきしゅつどこはくたいしゅ・ひすいたいしゅ)
  • 令和2年12月18日指定
  • はだの歴史博物館で常設展示

出土琥珀大珠・翡翠大珠 概要

東開戸遺跡は下大槻の金目川右岸、平塚市との市境にある遺跡で、およそ4~5000年ほど前の縄文時代中vs期の集落が発見され、この集落の中心は、当時墓地となっていました。

 これらの墓の3か所から琥珀の大珠(ペンダント)が2点、翡翠の大珠が1点それぞれ出土しました。
これらの大珠は、権威を表示するものと考えられていますが、縄文時代における指導者的な存在として、「政治的な族長」もしくは「宗教的な呪術師・巫女」の持ち物とも思われます。

 翡翠は糸魚川市周辺、琥珀は銚子市周辺よりもたらされたものと考えられ、当時の交易や流通を考えるうえでも重要で、特に琥珀製の大珠は神奈川県内の縄文時代の遺跡からの出土例は他になく、大きさも国内最大級で貴重なものとなります。

アクセス

はだの歴史博物館で常設展示