秦野市指定の重要文化財

ニホンオオカミの頭骨

1965年(昭和40年)指定
個人所有(通常は見学できません)
左:明治26年(1893年)寸法:頭蓋骨長:215ミリメートル・基底骨長:194ミリメートル・下顎骨長:154ミリメートル
右:嘉永初年(1848年)寸法:頭蓋骨長:207ミリメートル・基底骨長:194ミリメートル・下顎骨長:154ミリメートル
水無川吹上(現在の本町付近)で捕獲されたものです。

明治初頭までいたとされるニホンオオカミの頭骨です。Bについては、明治38(1905)年に奈良県で採集された、大英博物館所蔵の最も新しいニホンオオカミの仮剥製・頭骨の次に新しいものとされています。

 これらの頭骨は子どもの夜泣きや憑き物落としの際に貸し出しをされたといわれています。頭骨の歯が何本か抜けているのは、憑き物落としのために頭骨の歯をせんじて飲んだためだと推測されます。