国の登録文化財(遺跡関係)

曽屋公園(旧曽屋配水場)

概要

  • 曽屋水道(そやすいどう)
  • 2017年(平成29年)10月13日指定
  • 所有者:秦野市
  • 建設年代:1890年(明治23年)3月竣工

特徴

 明治23年に竣工した、全国でも極めて早い時期に建設された水道施設。

大正期の「配水池」「ポンプ室」、昭和期の「配水池」が切り合う形で現存し、試掘調査において明治期の沈殿池の一部が検出された曽屋公園と、付近の「ロ号源泉」や「ハ号源泉」といった横井戸の開口部がそのままの位置に残っているこれらの遺構は、近代水道の草創期まで時代を追って遡ることができる。

 近代水道施設としての登録記念物(遺跡関係)での登録は全国初の事例となる。

昭和期配水池(昭和35年9月竣工)
大正期配水池(大正14年11月竣工)
大正期ポンプ室
ポンプ等
ロ号源泉開口部(明治21年12月竣工)
ロ号源泉開口部(明治21年12月竣工)
ハ号源泉開口部(大正3年11月竣工)
ハ号源泉開口部(大正3年11月竣工)
昭和期共用栓
昭和期共用栓
大正期ロ号及びハ号水源開口部
大正期ロ号及びハ号水源開口部
明治時代の曽屋水道
明治時代の曽屋水道