アクセス

  • 所在地:下大槻611
  • 交通:鶴巻温泉駅から秦野駅行きバス、秦野高校前下車徒歩10分

秦野市指定重要文化財

  • 健速神社本殿(たけはやじんじゃほんでん)
  • 平成15年2月12日指定
  • 一間社流造(いっけんしゃながれづくり) 桁行(けたゆき)4尺(約120センチメートル)
    注:一間 正面の柱が2本あること。(柱の間が一箇所のため。)
    注:流造 平入り(屋根の頂部の水平な棟と平行な面に出入り口がある。)で、正面の屋根が長く伸びた形式。
    注:桁行 一棟の家の長さ。
  • 寛永13(1636)年建造

17世紀中頃に建てられたこの本殿は、 改造が少なく当時の姿をとどめています。正面から見て柱と柱の間の梁(水引虹梁)に木瓜形の過と若葉が分離した模様の波頭文が県下で見られるようになるのは18世紀初め頃です。 中でも秦野が早いのですが、健速神社はそのはしりと考えられます。
 もとは「牛頭(ごず)天王社」といわれた下大槻の鎮守です。市内最古の社殿で、江戸初期の建築としては、意匠が進んだ形式を示しています。全面に朱を施していますが部分的に黒色が用いられています。水引虹梁(みずひきこうりょう)の絵様や蟇股(かえるまた)、幣軸(へいじく)には金を施しています。